インプラントのデメリット

急な事故や怪我、虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった際に、歯の機能や見た目を回復するインプラント治療ですが、様々なメリットがある反面、デメリットもあります。メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解して頂くことが、安心したインプラント治療をおこなうことに繋がるのです。

インプラントのデメリット

外科手術が必要

インプラント治療は、顎の骨にインプラント体を埋入するための外科手術が必要になります。手術は局所麻酔でおこなうので、術中に痛みを感じることはありませんが、治療後に痛みを伴うこともあるため、少なからず身体的負担がかかってしまいます。

費用が高額になる

インプラント治療は基本的に保険適用外治療(自由診療)となるため、歯を失った際の治療の選択肢である「入れ歯」や「ブリッジ」などの保険適用治療に比べて、費用が高額になってしまいます。

インプラントの費用は?
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顎の十分な骨量が必要

インプラントは、顎の骨とチタン製のインプラント体が強固に結合する「骨結合」によって、天然の歯のような噛み心地を得ることができる治療法です。そのため、インプラント体を埋入するための十分な骨量や厚みがなければ、しっかりと骨結合できないだけでなく、インプラントが脱落してしまう恐れもあるので、治療をおこなうことができません。また、歯を失ってしまった顎の骨は、噛む役割や噛んだ際の刺激がなくなることで、徐々に骨吸収を始めてしまいます。個人差はありますが、合わない入れ歯を長期間使用していたり、歯を失ったまま放置していたり、重度の歯周病に罹患している場合などは、骨吸収によって骨量が少なくなっている可能性が高いです。

骨が足りない方のインプラント治療
骨が足りない方のインプラント治療
インプラント治療は、顎の骨にインプラント体を埋入する外科手術が必要となるため、十分な顎の骨の量が必要となります。しかし、骨の吸収などによって骨の量が少なくなってしまっている場合は、骨量を増やすために、骨移植や骨再生といった外科処置が必要となります。骨の量が少ない部分に骨を増やす場合に、使用する材料として一番良いものは、...

治療期間が長い

インプラント治療は、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するために、3ヶ月〜6ヶ月程度の治癒期間が必要になります。また、事前に骨量を増やす手術などをおこなう場合は、さらに期間が長くなってしまいます。

インプラント治療の流れ
インプラント治療の流れ
インプラント治療の一般的な流れ ご自身の歯を失ってしまった場合、現在の歯科医療での治療方法には、入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントがあります。その中でもインプラント治療は審美的にも優れ、噛み心地も本物の歯と変わらないなどのメリットもあり、近年人気の高い治療法です。 しかしインプラント治療は外科手術が必要となるため、ほ...

治療後の定期的なメンテナンスが必要

インプラントは、治療後も歯科医院で定期的にメンテナンスをおこなう必要があります。メンテナンスでは、インプラントや周辺の状態、口腔内の健康状態、噛み合わせなどを確認し、必要に応じて調整や処置をおこないます。また歯のクリーニングをおこない、口腔内を清潔な状態に保っていなければ、インプラント周囲炎のリスクが高くなります。

治療が受けられないケースもある

インプラント治療は外科手術を伴うことから、糖尿病や心疾患、脳疾患、骨粗鬆症、高血圧などの全身疾患がある方は、病気の程度や健康状態によってはインプラント治療が受けられないケースがあります。また、喫煙者や妊娠中の方なども、すぐに治療が受けられない場合も考えられます。

インプラントのデメリットの対処法

インプラントにはいくつかのデメリットがあります。しかし、デメリットは適切に対処することで改善することも可能です。

外科手術について

外科手術はインプラント治療において、避けることができない処置です。ですが、手術中は麻酔が効いているので痛みは感じませんし、治療後も医院から処方された痛み止めや炎症止めを正しく服用することにより、治療後の痛みを軽減することが可能です。痛みが心配で治療に踏み切ることができない方は、事前に歯科医師と相談して頂くことをお勧めいたします。

費用について

インプラント治療は費用が高額になってしまいますが、歯科医院が提携している金融機関での「デンタルローン」や、ご自身のクレジットカードを使用して分割払いをすることも可能です。それによって、一度にかかる費用の負担を軽減することができます。ただし、医院によってはデンタルローンが利用できない場合もあるので、事前に確認するようにしましょう。また、インプラント治療は医療費控除の対象です。医療費控除とは、その年の1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に、費用の一部が還付される制度のことです。控除の対象は、インプラント治療費や処方された薬代、通院の際にバスや電車などの交通機関を利用した場合の交通費なども含まれます。さらに、生計を共にしている家族が支払った医療費も合計することができるため、申請することで経済的負担を軽減することが可能です。

インプラントの費用は?
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顎の骨量について

顎の骨量が少ない場合でも「骨造成」をおこなうことにより、インプラント治療を受けられるケースがあります。骨造成とは、自家骨(自分の骨)や骨補填剤(人工骨)を用いて顎の骨量を増やす手術のことをいいます。骨造成は、主に「サイナスリフト」、「ソケットリフト」、「GBR法」があり、骨量や手術部位によって術式が異なります。ただし、骨造成をおこなう前にはメリットやデメリットも含めて、歯科医師と相談して頂くことをお勧めいたします。

治療期間について

インプラント治療では、いくつかの条件を満たした場合に限り、インプラント体を埋入した当日に仮歯を装着することができる「即時負荷インプラント」をおこなうことが可能です。即時負荷インプラントは手術が一回で済むので、治療期間の短縮にも繋がります。ただし、メリット・デメリットがあるため、事前に医師との相談が大切になります。

治療後のメンテナンスについて

インプラントを長く快適に使用するためにも、歯科医院での定期的なメンテナンスは欠かせません。毎日のご自身でのセルフケアだけでは、どうしても口腔内の全ての汚れを除去することができないため、歯科医院でのメンテナンスをおこなわないとインプラントの歯周病である「インプラント周囲炎」のリスクが高くなってしまうのです。インプラントは、メンテナンス次第で半永久的に使用することも可能だといわれていることから、インプラントだけでなく、口腔内や全身の健康のためにも定期的なメンテナンスが重要です。

インプラントのオーバーホール
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