インプラントの費用は?

インプラントをご検討の方で、費用を調べたり、歯科医院に尋ねた時に高額な費用にびっくりしたことはありませんか?

歯科治療において保険が適用されるのは、「歯の健康を保つための必要な最低限の治療」に限定されることから、歯を失った際に歯の機能や見た目を回復するインプラントは基本的に保険適用外治療(自由診療)となります。またインプラントは、同じ大分県の歯科医院でも自由診療であることから、歯科医院によって費用も様々なのが特徴です。医院の設備環境などや医師の技術、使用しているインプラントの素材によっても費用が変わります。ですので歯科医院を選ぶ際には、大分県の歯科医院によって異なるインプラント費用も含め、事前にどの歯科医院がご自身にあっているのかを判断する必要があります。

インプラントにかかる費用について

インプラントにかかる費用は、大分県でも歯科医院によっても違いますが、インプラント治療前の費用とインプラント手術にかかる費用があります。

インプラント治療前の費用

  • 治療にあたり、患者さんが不安に思っていることや口腔内の悩み、求める治療などに対して歯科医師による事前のカウンセリング(※カウンセリングの費用に関しては、大分県の医院でも大きく差があり、相談時間によって費用が変わる医院や費用が無料な医院もあります。)
  • インプラント体を埋入する際の顎の骨の量や質、形をレントゲンやCT撮影などの機器を使用しての精密検査
  • 血液検査やアレルギー検査
  • インプラント治療を予定している部分以外の周囲の歯の状態や、口腔内の虫歯や歯周病などのチェック
  • 歯茎の状態や噛み合わせの診査
  • 歯周病や虫歯、噛み合わせの問題などが残っている場合の治療や調整

などがインプラント治療前にかかる主な費用です。インプラント治療前の検査・診査はとても重要です。また、大分県の歯科医院によってはインプラント治療費用の総額に含まれている場合もありますので、事前にしっかり確認しておくことをお勧めいたします。

インプラント手術にかかるインプラントの費用

インプラントのパーツの費用

インプラントは主に、人工歯根として顎の骨に埋入するチタン製の「インプラント体」と、「人工歯」、インプラント体と人工歯を連結する「アバットメント」の3つのパーツに分けられ、それぞれに費用がかかります。その際、上顎か下顎か、前歯か奥歯かという治療部位によっても費用が異なりますし、使用するインプラント体のメーカーや人工歯の材質によっても費用は異なります。

インプラント手術の費用

インプラント体を埋入する手術では、徹底した衛生管理が重要になります。インプラントは、チタンが顎の骨と結合する「オッセオインテグレーション」という性質を利用することで天然歯とほとんど変わらない噛み心地を得ることができるのですが、手術時に細菌感染を起こしてしまうとインプラント体と骨がしっかりと結合することができず、最悪の場合インプラントが脱落する恐れがあります。そのため、歯科医院によっては専用の手術室を完備していたり、高度な機器を導入して患者さんに使用する器具はすべて消毒・滅菌処理をおこなったり、エプロンやコップ、歯科医師や歯科衛生士が使用するグローブなどの使い捨てが可能なものは患者さんごとに新しいものに交換するなどの感染対策をおこなっています。さらに歯科用CTスキャンやマイクロスコープ、口腔内スキャナーなどの高度な機器を導入するなど、衛生管理の徹底とともに安全かつ精確な手術をおこなうために、どうしてもコストがかかることから、治療費が高くなってしまうのです。ただし、実際かかるインプラント費用は、大分県の歯科医院によって費用が違うだけではなく、患者さんの口腔内の状況によっても変動しますので、事前に確認しておくようにしましょう。

実際のインプラント治療の費用はどのくらいかかるの?

地域によっても差がありますが、おおよその目安としては一本あたり30~50万円前後での価格帯です。上顎か下顎なのかといった治療部位、インプラント体の本数、人工歯の材質などによって費用は異なりますが、内訳は下記のようになります。
※下記の値段はあくまでも相場です。

手術代とメンテナンス代がセットになっていたり、検査費用が固定で何回もやってくれるところがあったりと、さまざまなですが、医院によってすべての治療費をまとめている場合や、インプラント体の埋入と上部構造である人工歯とアバットメントを分けている場合、内訳が詳細に表示されている場合がありますので注意が必要です

  • 検査・診断料・・・約15,000円~50,000円(医院によっては無料の場合もあります)
  • インプラント手術代 ・・・ 約60,000~390,000円 ×(歯)
  • インプラント体の費用・・・ 約50,000~200,000円×(歯)
  • アバットメントの費用・・・約50,000~180,000円×(歯)
  • 人工歯の費用(オールセラミックなど) ・・・ 約50,000円~150,000円 ×(歯)
  • 治療後のメンテナンス ・・・ 約5,000円~10,000円(医院によっては治療費用に含まれている場合もあります)

基本となる費用以外のその他の料金例は以下のようになります。

  • 静脈内鎮静法・・・1時間あたり約8,000~30,000円、もしくは1回約60,000〜100,000円
  • 骨造成
  • (ソケットリフト)・・・50,000円~100,000円(1箇所)
  • (サイナスリフト)・・・100,000円~300,000円(1箇所)
  • (骨誘導再生法 GBR法)・・・50,000円~250,000円(1箇所)
  • 歯周組織再生・・・50,000円~150,000円
  • オールオン4・・・約1,800,000~2,400,000円 (片顎)

静脈内鎮静法とは

インプラント手術は局所麻酔を用いておこなうため、手術中の痛みを感じることはありませんが、全身疾患のある方や不安や緊張の強い方は、場合によっては血圧の上昇や動機や息切れ、稀に呼吸困難を起こすケースがあります。その際、点滴によって鎮静剤を投与することで、気分を落ち着かせリラックスした状態にする「静脈内鎮静法」を用いる場合があります。静脈内鎮静法により患者さんは眠る前の「うとうと」した状態になり、緊張感や不安を感じることなく手術を受けることができます。

身体に負担が少なく、副作用や後遺症などもありません。また、全身麻酔ではないので意識はありますが、気が付いたら手術が終わっていたという方も少なくありません。手術後は医院で休憩して頂くことで、その日のうちに帰宅することができます。ただし、当日は急な眠気が起こる場合がありますので、運転はしないでください。帰宅の際にはご家族の方の送って頂くか、タクシーなどを利用してください。

骨量を増やすことができる「骨造成」とは

インプラント治療は、インプラント体を埋入するための十分な骨量が必要となります。骨造成とは、顎の骨が吸収しておりインプラント体を埋入するだけの骨量が足りない場合に、自家骨(自分の骨)や骨補填材を移植することで骨量を増やす術式です。

ソケットリフト

ソケットリフトとは、インプラント体を埋入する上顎の奥歯の垂直的な骨の高さが「5mm以上」ある場合に適用される術式です。インプラント体を埋入する箇所の顎の骨に穴を開け、上顎洞底部を持ち上げることで隙間を作り、自家骨や骨補填剤を填入します。数ヵ月の治癒期間を経て、骨ができたのが確認できた後に、インプラント体を埋入します。骨量や状態によっては、骨移植と同時にインプラント体を埋入する「即時負荷インプラント」をおこなうことも可能です。

サイナスリフト

サイナスリフトとは、インプラント体を埋入する上顎の奥歯の垂直的な骨の高さが「5mm以下」の場合に適用される術式です。頬側の歯茎を切開して骨面を露出させ、10~30mm程の四角形の形に切り抜き、窓を形成します。窓をあけると上顎洞を覆っている粘膜である「シュナイダー膜」が露出するので、傷付けないよう慎重に骨とシュナイダー膜を剥離し、スペースを確保します。スペースができたところに自家骨や骨補填材を填入し、骨がしっかりできるまで3~6ヶ月程度の治癒期間を設けます。その後、通常のインプラント治療同様にインプラント体を埋入する手術をおこないます。

骨誘導再生法(GBR法)

骨誘導再生法は、通常のインプラント治療同様にインプラント体を顎の骨に埋入します。骨量が足りずインプラントの表面が露出している箇所に自家骨や骨補填材を填入し、「メンブレン」という人工膜で覆うことにより、骨を誘導再生させる治療方法です。骨の再生速度は個人差がありますが、一般的には4〜6ヵ月程度で再生します。骨の再生が確認できた後、上部構造を装着します。

歯周組織再生療法とは

歯周組織再生療法とは、歯周病などによって失った歯周組織を再生させ、歯の支持構造を回復させる治療法です。直接骨を作るのではなく、骨を作る細胞を誘導することにより骨の再生を促す「GTR法」や、「エムドゲインゲル」というタンパク質の一種を歯根の表面に塗布することで、歯が生えてくるときと同じ環境を作り出すことにより歯周組織の再生を促す「エムドゲイン」による治療をおこないます。まず歯周病の検査をおこない、歯周病治療の処置の後におこなうことが必要になります。GTR法はエムドゲインに比べて術式が難しいため、近年ではエムドゲインが多く用いられるようになっています。

歯をすべて失った方や総入れ歯の方にお勧めの「オールオン4」とは

通常のインプラント治療の場合、失った歯に対してインプラント体を1本ずつ顎の骨に埋入するのですが、すべての歯を失った方や総入れ歯の方は、歯の機能を回復させるためには片顎に最低8本のインプラント体を埋入する必要があるため、患者さんの身体的・経済的負担は非常に大きくなってしまいます。また総入れ歯の方などは、顎の骨が吸収し痩せていることも多く、その場合は骨を増やす手術である「骨造成」をおこなわなければならず、さらに負担は大きくなることから、インプラント治療は現実的ではないとされていました。しかし、最少4本のインプラント体を埋入することで片顎12本の連結した人工歯を装着することができる、「オールオン4」という治療法の登場により、歯をすべて失った方や総入れ歯の方でもインプラント治療を受けることができるようになりました。オールオン4は、事前の精密検査を基にコンピューターシミュレーションをおこない、インプラント体を埋入するための最も適した「位置」「角度」「深度」を決定することで、骨量が少ない場合でも骨造成せずにインプラント治療を受けることが可能になるケースが多いです。

歯を失った際のインプラント以外の治療費用

歯を失った際の治療法として、インプラントの他に「入れ歯」と「ブリッジ」があります。入れ歯は、一部の歯を失った場合の「部分入れ歯」と全ての歯を失った場合の「総入れ歯」があり、保険適用で治療することができます。部分入れ歯は失った歯の隣接する歯に「クラスプ」という金属製のバネを引っ掛けることで人工歯を固定させます。総入れ歯は「床」と呼ばれる樹脂で出来たピンク色の土台の上に人工歯が並んでおり、歯茎の粘膜で吸着させて固定します。ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を大きく削り固定源にすることで、連結した人工歯を橋を架けるように装着する治療法で、入れ歯同様に保険が適用されるため、費用を抑えることができます。

入れ歯とブリッジの費用の相場は以下の通りです。

  • 部分入れ歯・・・約5,000円〜15,000円
  • 総入れ歯・・・約10,000円(片顎)
  • ブリッジ・・・約15,000円〜33,000円

インプラントの費用相場は、保険適用での入れ歯やブリッジの費用相場と比べて数十倍以上もの違いがあります。そのため、費用の面だけで考えた場合は入れ歯やブリッジによる治療を選択することも手段の一つです。ただし、機能面や審美面、長期間使用することを考慮すると、インプラントの費用は決して高額すぎることはないといえます。インプラントはご自身のセルフケアを適切におこない、歯科医院での定期的なメンテナンスをきちんとおこなえば、半永久的に快適に使い続けられることができますし、失った永久歯の代わりを得て、快適で健康な生活を送れることを考えれば、価値のある治療ともいえるのです。

インプラント手術は高い?

「インプラントは高くて一括ではとても払えない」そんな方も多くいらっしゃいます。インプラント治療は保険適用外の治療になります。各医院によって料金設定が異なり地域によっても差があるので、平均的な金額というものはあまりありません。

しかし、大分県の歯科医院によっては手術後メンテナンス費用や、修理費用を負担してくれたり、何らかのアクシデントによってインプラントが破損・脱落した場合も無償で再治療してくれるといったの様々な保証がある医院も存在します。

また一括での支払いが難しい方は、大分県でもデンタルローンを利用できる医院もあります。

デンタルローン可能な歯科医院

デンタルローンについて

インプラント治療は保険適用外治療なので、どうしても費用の問題でインプラント治療を考えてしまうという方は多いと思います。その解決策の一つとして、保険適用外の歯科治療に使える「デンタルローン」があります。

近年、多くの歯科医院で利用することが出来るようになりました。分割の回数は、利用するクレジット会社や銀行によってさまざまですが、基本的には12回払いや24回払いといった回数が基本的に設けられています。中には高額治療のため、10年の120回払いでの分割も可能なところもあります。しかし、デンタルローンを利用するためには審査が必要となります。基本、通常のクレジットカードの審査と同じように、申込時の年齢が18歳または20歳以上、70歳未満の方で現在仕事をしており、安定した収入がある方は申し込みをすることができます。また20歳以上で安定した収入があれば、パート・アルバイト勤務、または退職された年金生活の方でも申し込み可能なデンタルローンもあります。ですが、各歯科院と提携先の金融機関や分割金額によっては、利息や金利が変わるため、審査基準もそれに従って違ってきます。

「安定した収入」とは基本的にいくらくらいなのか?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、基準はあくまでその人によって違う、というのが現状です。一人暮らしで会社員もしくは公務員として働いている方と、ご主人に安定収入があるパートで主婦とでは、お給料を自分で使える割合も変わってきます。ですので収入が変動する、扶養家族がいる、などの審査に不利な条件がある場合、より多くの年収が求められます。また、金融機関によっては、個人事業主などの給与所得のない職業の方は審査が非常に難しくなる場合もあります。契約方法も提携先の金融機関によって異なります。また、デンタルローンは申し込み者ご自身に安定した収入があることが必要です。さらに、ご職業や勤務形態によっても変わるため、低金利のローンほど高い収入というものがを求められます。

デンタルローンは使用目的が歯科治療とはっきりしているため、今までに金融事故(ブラックリストに載ってしまったり、ローンの支払いが遅れたりしてしまうこと)などを起こしていない、などのローン会社の信用を得ることが、審査通過の大きなポイントになってきます。また、借入希望額が高いほど審査を通過することは難しくなります。もしも、未成年者名義でローンを組む場合には、保証人が必要となります。学生の申し込みの場合も同様です。もしもデンタルローンの審査に落ちてしまった場合でも、歯科医院で契約している提携会社のデンタルローン以外に、外部金融機関などで借りることのできる、多目的ローン(フリーローン)での申し込みができます。

多目的ローンとは、カードローンとは違い、一度お金を借りたらそれから更に借りることはできず、返済のみをおこなうローンのことです。この多目的ローンは地方銀行や信用金庫が低金利で取り扱っていることがあるため、低金利の金融機関が見つかれば、歯科医院でのデンタルローンより低金利で借りられることも少なくありません。

それも踏まえたうえで、ご自身で大分県のかかりつけの歯科医院で申し込めるデンタルローンと、低金利で利用可能な多目的ローンを見比べた上でご契約先を決めることをお勧めいたします。

デンタルローンで借りるまでには、地方銀行などのデンタルローンであれば、借入するまでに2週間以上かかってしまうこともありますが、中には低金利ローンで数日ほどで借入できるところもありますので、歯科医院と提携を結んでいる金融機関のデンタルローンについては、提携先によって契約方法が異なるため、手続きに必要なことや、契約方法などを直接医院で確認していただくことをお勧めいたします。もしも時間がなくて、早く治療したいという方には、金利は高いですが、即日審査結果が分かり、融資が可能なカードローンを利用することも一つの方法です。

大分県の歯科医院が提携している金融機関でのデンタルローンは、医院によって違いますが、中にはご利用可能額が10万から最高借入額が500万円までのところもあります。さらに、利用可能な回数が6回~60回でボーナス併用可というところもあれば、6回~84回までというところもあります。また、分割支払手数料率も医院によって様々で、実質年率5.9%固定のところや、7.2%~14.40%のところもあります。

インプラント治療で保険が適用される?

通常、インプラント治療は保険適用外治療になりますが、場合によっては保険適用での治療が可能になるのです。ただし、一定の条件を満たした場合に限り、保険が適用させるため注意が必要です。

インプラント治療で保険が適用されるのは、以下の条件を満たした場合に限ります。

  • 先天的に顎の骨の1/3以上が連続して欠損している場合
  • 上顎の1/3以上が連続して欠損している、または医師により鼻腔や副鼻腔へ繋がっていると診断された場合
  • 下顎の1/3以上が連続して欠損している、または腫瘍や顎骨骨髄炎などの疾患により切除が望ましい場合。

さらに、加えて以下の条件が整った施設でのみ、インプラント治療が保険適用されます。

  • 病院(入院用のベッドが20床以上ある施設)にある歯科または歯科口腔外科であり、歯科または口腔外科で5年以上の経験がある、または3年以上のインプラント治療の経験がある常勤医師が2名以上配置されていること
  • 当直体制が整備されている
  • 国が定めている医療機器や医薬品の安全確保のための体制が整備されている

格安インプラントに注意しましょう

近年、インターネットの広告などで、「格安インプラント」という文字を見る機会が多くなっているかと思います。インプラント治療は保険適用外治療であるため、できる限り費用を抑えたいという気持ちを持っている方は多くいらっしゃると思います。実際に歯科医院によっては、インプラント治療の料金を安く設定している医院も少なくありません。しかし気をつけて頂きたいのは、中には信頼できる大手の有名インプラントメーカーや、使用しているアバットメントや人工歯といったインプラントの素材、検査内容などの質を下げることで価格を抑え、料金を下げている場合もあるのです。

格安インプラントに注意

現在インプラントは世界では100種類以上あり、日本では30種類以上のインプラントが使われているといわれています。しかし種類が多いため、値段や実績もさまざまで、中には治療実績が少ないために価格を安くしているインプラントも存在します。歯科医院によっては、料金を下げるために治療実績が少ないインプラントや、安い素材のインプラントを採用していることもあります。一概に治療実績が少ないからといって、安い素材のインプラントが悪いものとは限りませんが、中には耐久性が低いものもあり、治療後すぐにインプラントが脱落してしまったケースもあります。さらに、治療後に何らかの不具合があった場合でも、保証が付いておらず修理費が高額になる場合があるだけでなく、インプラントメーカー自体が潰れてしまい無くなってしまう場合もあるため、修理さえできないといったトラブルも起こり得るのです。その反面、豊富な実績と信頼性の高い有名なインプラントは世界的に多く使用されており、機能性や審美性にも問題のないという長年における実績を持っていることから、現在でも多くのインプラント治療に使われています。

インプラントの上部構造の素材によっても、値段が大きく左右します。一般的に、インプラントの上部構造には「セラミック」の素材を使用しており、近年ではジルコニアという高強度のセラミックが主流となってきています。ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれており、天然歯のように白く透明感があり、硬度は金属に匹敵します。そのため、ジルコニアは噛み合わせが強い奥歯など適応できる歯が多い特徴があります。

また、前歯などの特に審美性が重要視される部位では、自然な歯を作る必要があるため技術料もかかってしまいます。さらに、インプラント体の本数が多い場合も、非常に高い技術と多くのパーツが必要となってしまい、費用が高額になってしまいます。格安インプラント治療では、このような上部構造の素材やパーツをできるだけ安くすることで、価格を抑えているケースが多いです。しかし、口腔内という繊細な環境で使用する人工歯の部分は、十分な耐久性や機能性が求められるため、安い素材やパーツを使用することは、治療後に歯が欠けてしまったり、歯が折れたりして再治療となってしまう恐れがあります。最悪の場合は、上部構造の作り直しという場合もあり、さらに費用がかかってしまうのです。

またインプラント治療は、治療が終わっても、治療後の日々のご自身による歯磨きなどのセルフケアと、定期的に歯科医院でメンテナンスすることで、口腔内を清潔な状態に保つことができるため、毎日安心して快適に使い続けることができるのです。費用の安さを優先するか、少し費用が高額になったとしても安心して使用することを優先するか、人によっても個人差はあると思いますが、多少費用がかかる方を選んだほうが治療後にインプラントを長期的に快適に使用することを考えても安心できる可能性は高いと言えます。

一般的に歯科医院でのメンテナンスにかかる費用ですが、メンテナンスにかかる時間や費用が患者さん一人ひとり違うことを考慮して、インプラントのメンテナンスを一律で料金を設定せずに、メンテナンスにかかる時間で費用を決めている歯科医院の場合、30分~1時間のメンテナンスで5,000円~10,000円くらいです。ですが格安インプラントの歯科医院では、1回数万円のメンテナンス料がかかることがあります。治療自体の費用を抑えて、治療後の定期的なメンテナンスの金額を高くすることで料金設定のバランスを取っているからなのです。インプラント治療の費用が安いと思った場合、治療前に医師と術後のメンテナンス料金や通院がどれくらいの頻度で必要なのか、確認してみることをお勧め致します。

インプラントの相場については、地域によっても費用は違うのですが、大分県の歯科医院では15万~30万円くらいです。これが10万円以下などの料金の場合は注意が必要です。そもそもインプラント治療では、医師による高い治療技術や経験が必要とされます。また、インプラント治療において、衛生的な環境は不可欠です。不衛生な環境では、感染リスクが高まってしまいます。専用の手術室の完備はもちろん、空気中の細菌の除去や治療器具の滅菌など、感染リスクの防止対策の徹底が必要です。また、医師がより正確にインプラント治療をおこなうために、高度な設備・機器を備えています。

このように、インプラント治療には様々な面で費用がかかっているのです。それらを理解して頂いた上で、1本10万円という料金設定の場合、その10万円に何の費用が含まれているのでしょうか。もしもそれが、インプラント体とインプラント手術の費用だけにかかる金額だとすると、それ以外のCTなどの精密検査や上部構造、術後の歯科医院でのメンテナンスなどは別途必要になるということになります。

ですので、インプラント1本の金額を提示している歯科医院でも、実際に治療が終わるまでにかかる費用と、治療後のメンテナンス等にかかる費用などを、事前に医師に詳しく説明してもらい、納得した上で治療することをお勧めいたします。

医療費控除について

インプラント治療は「医療費控除」の対象になります。医療費控除はご自身やご家族が1年間に10万円以上(年収が200万円以下の場合は、所得の5%を超えた場合)の医療費を支払った場合に、一定の金額を所得金額から控除できる制度です。医療費控除の還付申告はその年の1月1日から12月31日分の申告を、その次の年の1月1日から5年間提出することができます。つまり過去5年間遡って申告することもできるため、5年前までに支払った医療費であれば申請することができるのです。確定申告が必要な方は、3月15日までの確定申告期限内に提出することが必要ですが、この時に併せて申告することもできます。

インプラントの医療費控除

その際、気をつけなければいけないことは、自らが医療費控除の還付を申告しなければ還付されないということです。また医療費控除は納めた税金から還付されるので、所得税や住民税を納めていない場合は還付されません。またその年の1月1日から12月31日の間に受けた医療ではなく、支払った金額を申告することから、デンタルローンやクレジットカードにより分割支払いを利用している場合は、その年に支払った費用のみが対象となり、翌年の1年間に分割で支払った残りの費用が翌年の医療費控除の対象となります。なお、その際にかかる金利や手数料は控除対象外となるので注意しましょう。

また、生計を共にする親族でしたらまとめて申告することもできるので、単身赴任や大学などで離れて暮らしている家族の医療費も併せることができます。

歯科医院によってインプラント費用が異なる理由

大分県の歯科医院でも、インプラント費用が異なるのにはいくつかの理由があります。

インプラント体の埋入する場所

インプラント治療はインプラント体を埋入する場所により難易度が異なり、難易度が高ければそれに伴い費用も高くなってきます。特に上の前歯にインプラントを埋め込む場合は、「埋入する部分の骨が薄い」「歯肉退縮しやすい」「高い審美性が求められる」などの理由からより高い医師の技術が必要となるのです。また、手術においては「二回法」が推奨されることが多いため、費用も高くなってしまうのです。

採用しているインプラントシステムの違いやスタッフの技術向上の違い

現在、インプラントメーカーは世界各国に数百社あるといわれています。医療行為である治療費の大半は技術料ですが、材料原価が治療費に影響している事も間違いありません。研究開発費をかけて科学的な根拠を持っているシステムメーカーは価格が高くなりますし、そうでないところは当然価格が安くなります。インプラントは口腔内で長期間使用するものですから、豊富な実勢と歴史がある信頼性の高いインプラントメーカーのものを使うことが重要になります。世界シェアトップのインプラントメーカーもあれば、実績の少ないインプラントメーカーが実在しているのも事実です。

インプラント治療の成功は医師の技術はもちろん必要ですが、インプラント体の品質も大きく影響しています。治療費が安いのは、使用しているインプラント体の品質であるという可能性も否定できません。また歯科医師の研修会への参加や専門資格の取得など、スタッフのインプラント技術向上には費用が必要となるため、より高い技術での治療を目指している医院では、格安で治療をおこなうことは難しいのです。

また安全にインプラント治療をおこなうためには、院内設備も不可欠です。CTや滅菌機器、専用の手術室など、治療の安全性を高めるためには、設備投資も不可欠なのです。

医師の治療費用の違いや保証の違い

医師による診断や外科手術などの治療費用は「自由診療」であることから、治療費用を低く抑えれば、インプラント費用を安く設定することができます。低価格での治療ができるのであればそちらの医院を選びがちですが、そもそもインプラント治療はとても高い技術を要する治療法であるため、その技術にかかる治療費用はどうしてもある程度は高くなってしまいます。インプラントは高い費用がかかりますから、数年で使えなくなっては困ります。寿命はメンテナンス次第でもありますが、急な事故や怪我などによるインプラントの損傷や脱落なども考えられます。

近年、多くの医院で取り扱うインプラントには保証が付いていますが、保証は歯科医院によって異なるため、保証期間もそれぞれです。保証期間を10年に設定している医院も増えていますが、3年程度の医院もあります。

また医院によっては「1Dayインプラント」という治療をおこなっているところもあります。名前の通り1日で完成できるインプラント治療の術式です。インプラント治療は、埋入したチタン製のインプラント体が顎の骨と結合するための治癒期間が必要になるので、通常埋入してから4~6ヵ月待ってから人工歯が入るのですが、1Dayインプラントは、手術したその日のうちに仮歯の人工歯までを入れることができ、柔らかいものであればその日から噛むこともできます。その他にも、前述に記載したオールオン4治療を取り扱っている歯科医院もあり、医師や医院によって様々な治療を受けることができます。

これらのことを踏まえて、実際に治療する大分県の歯科医師と相談して、過去の症例実績や治療方針などの説明を受けて、ご自身で納得でき、適正と思える費用を提示している歯科医院でインプラント治療してもらうことが大切です。

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