インプラントを安く

インプラント治療は、基本的に保険適用外治療(自由診療)となるため、どうしても費用が高額になってしまいます。また、自由診療であるため医院によって費用が異なります。失ってしまった歯の機能や見た目を、天然の歯のように回復することができるインプラントですが、できるだけ治療費用を安く抑えたいと思っている方は多くいらっしゃいます。インプラント治療費用は安く抑えることができるのでしょうか。

インプラント治療費用を安く抑えるためには

費用の安い素材の人工歯を選択する

インプラントは主に「インプラント体」「アバットメント」「人工歯」の3つのパーツに分けられます。その際、人工歯は素材によって費用が異なります。そのため、比較的費用の安い素材の人工歯を選ぶことで費用は若干抑えることができます。しかし、人工歯によっては金属アレルギーを引き起こしてしまうものや、使用する歯によっては適さないものもあるため注意が必要です。

オールオン4治療

通常インプラントは、失ってしまった歯の数だけインプラント体を埋入する必要があり、費用は高額になってしまいます。しかし、片顎に4本のインプラント体を埋入することで最大12本の連結した人工歯を入れることが可能です。この治療法を「オールオン4」といいます。特に、埋入するインプラント体の本数が多い方は、オールオン4によって費用を抑えることができるのです。

また、インプラント治療はインプラント体を埋入するための十分な骨量が必要になり、もしも骨が痩せて骨量が不十分な場合は、骨移植や骨再生手術が必要になるため、費用が別途かかってしまいます。しかし、オールオン4は角度をつけてインプラント体を埋入するため、骨との接触面が大きくなり、骨が痩せて骨量が少なくなっている方でも骨移植や骨造成をせずに治療をおこなうことができるため、費用を抑えることができます。

医療費控除を申請する

医療費控除とは、1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費の総額が10万円を超えた場合(年収が200万円未満の方は、所得の5%以上を支払った場合)に、申請することで支払った金額の一部が還付される制度です。ご自身が支払った医療費の他にも、生計を共にしている配偶者の医療費なども含まれます。また、単身赴任や大学などで別々に暮らしをしている場合でも、生計を共にしている家族であるので医療費を合算することができます。また、控除の対象には、通院に利用した電車やバスなどの交通機関に支払った費用や、医院で処方された痛み止めや抗生物質などの薬代も含まれます。ただし、マイカーでの通院の際にかかったガソリン代や駐車場やサプリメントなどの費用は含まれません。還付金は所得税に応じて異なりますが、医療費控除を申請することで国からの補助を受けることができるため、治療費用を抑えることに繋がります。インプラント治療は医療費控除の対象となるため、忘れずに申請しましょう。その際に注意しなければいけないことは、インプラント治療の目的が歯の機能を回復する治療のみに限られ、歯をキレイに整えたいなどといった美容目的でのインプラント治療は、控除の対象になりませんので注意しましょう。

噛み合わせを調整する

インプラントを快適に長く使用するためには、噛み合わせは重要です。噛み合わせが悪いことが原因で、偏った歯や歯周組織に強い負荷がかかってしまいます。さらに、就寝時に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう原因の一つとして、噛み合わせは大きく関係しています。そのため、インプラント治療をおこなう際には、噛み合わせの調整をおこなっていることが大切です。インプラントは横に加わる力に弱いため、歯ぎしりや食いしばりを続けれしまうことで、インプラントが負荷に耐えることができなくなり様々なトラブルを引き起こしてしまうのです。

歯ぎしりや食いしばりによる負荷を軽減するためにも、噛み合わせ治療をおこなうとともに就寝時に「ナイトガード」というマウスピースを装着することもお勧めです。直接の費用を安くすることには繋がりませんが、インプラントのトラブルを防ぎ、長く快適に使用することができることは、長い目でみると費用を抑えることになります。

格安インプラントに注意しましょう

近年、格安インプラントという広告をよく見かけます。インプラント費用を安く抑えて治療ができるのですが、インプラント治療の費用が適正金額よりも大幅に安い場合は注意が必要です。現在、世界中には数百社というインプラントメーカーがあり、中でも長い歴史と豊富な実績のある有名なインプラントメーカーは信頼できるといえます。しかし、信頼できるメーカーであるからこそ、品質の良いインプラントを使用しており、材料を作製する技工所も多額の設備投資をしています。さらに、高度な技工料も必要となるため、インプラントの費用はどうしても高額になってしまうのです。

しかし格安インプラントの場合、歴史も浅く実績も少ないインプラントメーカーのものを使用している場合も多く、インプラントの素材などもできるだけ安い材料にすることで費用を抑えていることも考えられます。また、インプラントのトラブルが起きてしまってもメーカー保証がなかったり、メーカー自体がなくなっている場合もあるのです。この場合、もしもトラブルが起きてしまっても対応できず、再度インプラント治療が必要になるリスクもあります。そのため、適性金額よりも安いインプラント治療をおこなう歯科医院は、避けたほうが賢明です。

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