歯固めは必要?

歯固めとはどんなもの?

赤ちゃんは、歯が全くない状態で生まれてきます。最初に生えてくる歯は、生後4〜6ヶ月頃から下顎の前歯が多いです。歯がないところに新しく生えてくるので、歯は歯茎を押し広げるようにして生えてきます。その際に赤ちゃんは、歯茎がムズムズするという違和感を感じて気になってしまいます。しかし言葉にして訴える手段もなく、その気持ちの悪さを泣くことで表現するしかありません。その際に、歯固めを噛ませることで歯の生え始めの時期の歯茎の不快感を和らげ、赤ちゃんのストレスも軽減させることができます。

歯固めは赤ちゃんが口に入れることを前提として作られているため安全な素材で出来ていて、赤ちゃんの体内に雑菌が入ったりする心配もありません。また、歯固めを噛ませておくことで、身の回りにある物を口に入れてしまうのを防ぐこともできます。歯固めは、歯ぐずりの時期に活躍してくれる物なのです。さらに、歯固めを噛むことにより歯と歯茎の成長を促してくれます。他の噛めるものなら何でも良いということではなく、歯固めは赤ちゃんが噛むために作られていますので、赤ちゃんが扱いやすいようにおもちゃとして作られていたり、歯と歯茎を傷つけないような形状や硬さにしていたり、デザインも様々なものがあったりと、あらゆる工夫が施されているのです。

歯固めは自分で物を持って運ぶ練習になる

一般的に歯が生えてくる時期を過ぎると、離乳食も後期になるため自分の手でご飯をつかんで食べるようになります。歯固めはそのための事前の練習の役割もしているのです。歯固めを使用することによって、離乳食の進みにも良い影響が出てきます。

歯固めはいつから使うべきか

歯固めは、目安として歯が生え始める生後6カ月から7カ月ぐらいですが、個人差もあるため、乳歯の生え始めは3カ月から9カ月くらいの差があります。そのため歯ぐずりが始まり、赤ちゃんが機嫌悪そうにしていたり、周囲のものを噛んだりし始める「歯が生える予兆」を感じてから使用し始めても大丈夫です。歯が歯茎から頭を出していなくても赤ちゃんは不快感を感じ始めるため、赤ちゃんの挙動を注意深く観察しておくようにしましょう。

歯固めの選び方

歯固めといっても、丸いものから角ばったもの、布のように柔らかいものから、噛みごたえたっぷりで弾力性のあるものまで様々な種類があります。しかし、赤ちゃんのお口や手の大きなは赤ちゃん一人一人違います。いくつか試してみて、赤ちゃんの好みの物を選びましょう。その際、周りで人気のある物やお母さご自身の好みに偏らないように注意しましょう。月齢によっても違いがあるため、その時期にあったものを選びましょう。また、他の赤ちゃんが使った歯固めを使ったり、反対に使った歯固めを他の赤ちゃんが使うことはなるべくやめましょう。

虫歯の原因であるミュータンス菌は、唾液を介して広がっていきます。他の赤ちゃんがすでにミュータンス菌を持っていれば、その唾液に濡れた歯固めを介して、ミュータンス菌に感染することになります。もしも使用する際は必ず事前に消毒をおこなってください。歯固めの素材も木や天然ゴムのような自然な素材で出来ている物から、プラスチック製のものまで様々です。基本的に赤ちゃんが使う前提で作られているため、危険な素材はまず使われていませんが、天然素材の木で作られた歯固めは、硬すぎるのと赤ちゃんのよだれがしみ込んでしまうことがあります。

もしも何らかのアレルギーがある場合は、天然ゴム素材の物は稀にアレルギー反応を示すことがあるので避けた方がいいでしょう。

歯固めは常に清潔にしておきましょう

赤ちゃんは、生後6ヶ月目くらいまでは母親から免疫力を受け取っているので、未成熟ながらも風邪をひいたりするようなことはほとんどありませんが、この月齢を過ぎたくらいから、免疫細胞を受け取ることが出来なくなるため、体調を崩しやすくなってしまいます。歯固めはこの時期からを使い始めるため、使用後は歯固めを消毒してキレイな状態にするようにしてください。もし抗菌タイプの歯固めが選べるなら、そちらを選ぶのも良いでしょう。

歯固めの消毒方法

ご自宅で出来る歯固めの消毒方法には、熱湯消毒と薬剤消毒があります。しかし。歯固めの素材によっては熱に弱かったり、薬剤で素材が溶け出したりする場合があります。そのため消毒をする前には、歯固めの説明書をよく読み、使用している歯固めに適した消毒をおこなうようにしましょう。

熱湯消毒

熱湯消毒は、昔からおこなわれている消毒法で煮沸消毒ともよばれます。具体的には、沸騰したお湯に5分程歯固めを度浸してもらえれば消毒完了です。

薬液消毒

次亜塩素酸ナトリウムという薬剤で消毒する方法があります。

ドラッグストアやスーパーで購入できるキッチンハイターなどです。安全性については、製品に添付してある説明書に従って使用しましょう。次亜塩素酸ナトリウムを使用できる歯固めには効果的です。

おすすめの記事
インプラントの費用は?
インプラントの費用は?
インプラントをご検討の方で、費用を調べたり、歯科医院に尋ねた時に高額な費用にびっくりしたことはありませんか? 歯科治療において保険が適用されるのは、「歯の健康を保つための必要な最低限の治療」に限定されることから、歯を失った際に歯の機能や見た目を回復するインプラントは基本的に保険適用外治療(自由診療)となります。またイン...
警察歯科医とは
警察歯科医とは
警察歯科医とは 警察歯科医とは、遺体の損傷が激しく見た目で確認できない場合に、警察署より依頼を受け、身元不明遺体の歯や口腔内の状態(歯科所見)を確認して、生前に歯科治療を受けている痕跡や患者さんのカルテやレントゲン写真などを照らし合わせることで身元を特定したり、本人特定の際の検視の補助をおこないます。 警察歯科医が世間...
金属アレルギーでもインプラント治療はできる?
金属アレルギーでもインプラント治療はできる?
インプラントに使われる金属 現在インプラントは、ほとんどの歯科医院が金属であるチタン製の人工歯根だけを取り扱かっています。インプラント治療に用いられているのは、医療用の純チタンで、空気に触れると酸化チタンの膜ができて金属イオンが溶け出さないという特徴を持っています。このことから、アレルギーを起こしにくい金属として知られ...
血友病患者の歯科治療
血友病患者の歯科治療
血友病とは 血液は血管を通って、体中を巡っています。血管には、静脈、動脈と毛細血管があり、これらの血管が破損してしまうと出血が起こります。出血は皮膚の切ったり擦り傷の場合の表面、または打ち身などの内出血の場合は体の中で起こり、多くの場合は体は血液が固まる過程である、凝固により傷ついた血管を修復することができます。血友病...
骨が足りない方のインプラント治療
骨が足りない方のインプラント治療
インプラント治療は、顎の骨にインプラント体を埋入する外科手術が必要となるため、十分な顎の骨の量が必要となります。しかし、骨の吸収などによって骨の量が少なくなってしまっている場合は、骨量を増やすために、骨移植や骨再生といった外科処置が必要となります。骨の量が少ない部分に骨を増やす場合に、使用する材料として一番良いものは、...
骨粗鬆症の薬、ビスフォスフォネート系薬剤に注意
骨粗鬆症の薬、ビスフォスフォネート系薬剤に注意
骨粗鬆症とは 私たちの体の骨は、常に古い骨を破壊し(骨吸収)、破壊した部分を修復する(骨形成)ことで、丈夫で健康な状態を保っています。この骨吸収と骨形成のバランス(骨代謝)が崩れることで骨が痩せてしまい、脆くスカスカな状態になり、骨折しやすくなってしまう病気のことを骨粗鬆症といいます。 特に高齢者にとって骨粗鬆症は、大...
インプラントかブリッジかで悩んだとき
インプラントかブリッジかで悩んだとき
現在の歯科治療では、歯を失ったときの治療方法として、インプラント治療の他にブリッジ治療があり、どちらの治療法がいいのか悩んでいる方は多いかと思います。そのためにはまず、インプラントとブリッジのそれぞれのメリットとデメリットをよく知っておくことが大切です。 インプラントのメリットとデメリット インプラントは見た目が美しく...
コンピューターガイドシステムとは
コンピューターガイドシステムとは
コンピューターガイドシステムとは インプラント治療におけるコンピュータガイドシステムとはCTの画像データをコンピュータ上で再構成し、インプラントの埋入シミュレーションを行ってそれを埋入手術に反映させるものです。インプラント治療におけるコンピュータガイドシステムにも色々なものがあり、一般的なインプラント手術のシミュレーシ...
銀歯を白くするには
銀歯を白くするには
虫歯を治療する際に、保険適用治療において奥歯などに使用されることが最も多いのは一般的に「銀歯」と呼ばれる金銀パラジウム合金です。しかし、近年では白い材料を用いて治療する方法も増えてきており、過去の補綴治療で使用した銀歯を外して白い材料の歯に変える方も多くなっています。銀歯を白くする方法をご説明いたします。 銀歯を白くし...