よく噛むことは健康に繋がる

普段、私たちは食事の際に食べ物を噛むということを当たり前のようにおこなっています。この「噛む」ということは、食べ物を細かく噛み砕いて胃に送り込むという役割だけはありません。しっかりと噛むことができることは、口腔内や体の健康にも大きく関係しているのです。では、噛むことが健康とどのように関係しているのでしょうか。ご説明いたします。

噛むことと健康の関係

胃腸の働きを助ける

食べ物をよく噛んで食べることによって、食べ物を細かく噛み砕くことができるため、胃腸などの消化器官への負担を軽減させることができます。さらに、よく噛むことで唾液の分泌量が増えるため、効率よく栄養を吸収することができるので、健康な体をつくることに繋がるのです。

虫歯や歯周病のリスクを下げる

よく噛んで食べることで唾液の分泌量が増えるため、唾液による浄化作用や殺菌作用が活発に働きます。そのため、口腔内の食べカスや汚れを洗い流し、さらに細菌の繁殖も抑えられることで、口腔内を清潔に保つことができるため、虫歯や歯周病の予防に繋がります。

脳の機能を活性化させる

天然の歯でよく噛んで食べることで、顎の骨を通じて脳に刺激が直接伝わるため、血行がよくなり、栄養と酸素が十分に供給されるので、脳の機能を活性化させることができます。さらに食べ物を噛むことは、「味覚」「視覚」「嗅覚」「感覚」「聴覚」の五感の情報のすべて同時に脳に取り込むことができます。五感から得た様々な情報は大脳に伝わり、海馬に送られます。海馬は記憶を司る器官であるため、短期的な記憶として一時的に脳に保存されます。そのため、記憶力の向上に繋がるのです。また、普段から食べ物をしっかりと噛んで食べている方は、脳が活発に働いているため、注意力や集中力、バランス能力が高く保たれる可能性もあります。そのため、転倒による骨折から寝たきりになるリスクが軽減されますし、認知症の予防にも期待ができます。

肥満の予防

よく噛むことによって肥満の予防にもなります。噛むことで分泌される唾液中には、「アミラーゼ」という消化酵素が含まれているので、よく噛むことでアミラーゼが作用しやすくなり、食べ物に含まれるデンプンを口の中で糖に分解してくれます。それによって血糖値が上がることにより、脳内の満腹中枢が働き、満腹感を感じるため食べ過ぎを防止できるのです。しかし、満腹中枢は機能するのに少し時間がかかるため、ゆっくりよく噛んで食べることにより唾液の分泌量も増え、さらに消化を促すだけでなく食べ過ぎも防ぐことができるため、肥満の予防にも繋がるのです。そのため、しっかりと噛みごたえのある食べ物を食べるようにすることが大切なのです。

癌や老化を予防する

唾液には「ペルオキシターゼ」というたんぱく質が含まれています。ペルオキシターゼのは、発癌性物質の発癌作用を抑える働きがあります。さらに、老化現象などの体に悪影響を及ぼす活性酸素も抑制する働きもあるのです。それに加え、よく噛むことで口の周りや顔の筋肉を多く使い鍛えることができるので、たるみが減り表情が引き締まるため、老化防止にも繋がります。

口臭を予防する

口腔内が乾燥してしまうと、口腔内の細菌が繁殖してしまうため、口臭の原因になってしまいます。しかし、唾液によって口腔内が常に清潔に保たれることで口臭予防にもなります。

ストレスを軽減できる

スポーツ選手が競技中にガムを噛んでいる姿をよく見かけますが、ガムを噛むことによって、唾液に含まれる「セロトニン」という神経伝達物質が増えます。セロトニンには精神が安定する作用があるため、ガムを噛むことでストレスをコントロールしているのです。食べ物をよく噛んで食べることもセロトニンを増やす効果があるため、噛むことでストレスを軽減することができるのです。

視力低下の予防に繫がる

よく噛むことで目の周りの筋肉が刺激されるため、血行がよくなることで、視力低下の予防にも繫がると考えられています。

健康な歯で噛むことが大切です

よく噛むことは私たちの健康に大きく関わっています。その中でも大切なことは、ご自身の健康な歯で噛むことです。一度永久歯を失ってしまうと、歯は二度と元には戻りません。さらに歯を失ったまま放置していると、健康に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため、失ってしまった歯の機能を取り戻す治療が必要になります。治療には、インプラント治療や入れ歯治療などがありますが、入れ歯は健康な歯の噛む力に比べると、4割程度の力でしか噛むことができません。しかしインプラントは健康な歯と同じように噛むことができるため、体の健康を保つことにも繋がります。

もしも歯を失ってしまった場合は、大分県の歯科医院で、一度カウンセリングを受けて頂くことをお勧めいたします。

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