インプラント手術前の精密検査

トラブルを避けるために

インプラント治療はインプラントを顎の骨に埋入する「外科手術」が必要です。それにより手術をする歯科医師の口腔外科(インプラント)に関する豊富な知識と、熟練した技術および経験が非常に重要となってきます。大分県でインプラント治療をお考えの方は経験豊富な歯科医院を選ぶ事が大事です。

治療を始める前に歯や口腔内の状態を正確に調べることはもちろんの事、全身の健康状態を把握することがとても大切になってきます。自身に疾患がある場合は正確に歯科医に伝え、不安に思うことはなんでも質問し自身が受けるインプラント治療を理解することがトラブルを避けることに繋がります。

インプラント手術前の精密検査

インプラント治療を安全に行うために行うべき一般的な検査をご紹介します。
※実施される検査項目は医院によって異なる場合はあります。

1.問診
まず最初に問診をおこないます。問診はこれから行う検査項目を決定する判断材料となり手術前に身体の状態がインプラントに適しているかをしっかりと見極める必要があります。過去に手術した経験の有無や、現在常用している薬、現在抱えている病気などがあれば問診時に正確にどんな細かい事でも歯科医師に伝えましょう。
現在抱えている病気などがあれば歯科医師から連絡を入れる場合もありますので、かかりつけの医療機関の連絡先も伝えておきましょう。服用している薬があれば伝えましょう。特に「骨粗鬆症で注射や内服薬の治療を受けた方」は必ず伝えてください。
また、アレルギー症状、麻酔で体調を崩したなどの症状もあれば申し出ましょう。
インプラントはチタンを使うことが多いので金属アレルギーは出にくいですがアレルギー検査を行うことがあります。
2.尿検査
重度の腎疾患があると傷が治りにくく血が止まりにくいことがあり、顎の骨とインプラントが結合しないことなどが考えられます。長い期間尿検査を受けてない方や異常があったにもかかわらず放っておいた方は内科や歯科医院で尿検査を受ける必要があります。
3.血液検査
インプラントは歯茎を切開しインプラントを埋め込む手術となりますので、血液検査を事前に行うのが一般的です。隠れた病気を発見する目的、外科手術に耐えうる体調か、血が止まりにくくないかなどと言った全身の健康状態を把握するために血液検査は必ず必要となります。インプラントに差し障りのある疾患が見つかれば、そちらの治療を優先させます。
4.口腔内検査
重度の虫歯や歯周病があればその口腔内炎症によって感染し、インプラントが顎の骨と結合しないこともあります。口腔内に異常がないかしっかりと状態を確認しインプラント手術をする前に治療すべき点があるか、もしくはインプラント治療中に同時進行で治療できるかなどを判断します。
かみ合わせや、顎関節症の状態も調べます。異常が見つかれば適切な治療をおこないます。
また唾液の検査も行い、唾液の量や質を調べ虫歯や歯周病のリスクを知ることができます。こういった徹底的な口腔内検査でインプラント手術のトラブルを避けることができます。
5.レントゲン検査
インプラントを顎の骨に埋め込むには、骨に十分な厚みと高さが必要です。レントゲン検査を行うことによって顎の骨と歯の変名的な形状を把握することができます。
6.CT検査
CT検査はレントゲン検査と同じく顎の骨の厚みや高さを知ることができますが、レントゲンと違うところは立体的画像であらゆる角度から診査することができます。大分の歯科医院によってはCTデータをコンピューターに取り込んで埋め入れるインプラントの太さや長さ、位置、角度を正確にシュミレーションできるソフトを常備している医院もあります。(コンピューターガイドシステム)
コンピューターガイドシステムの特徴としては、まず低侵襲であることです。治療計画どおりにインプラント埋入することができ、安全性が高く短時間で手術が完了するなど、患者の負担をできる限り軽減することができます。

大分県でコンピューターガイドシステムを導入している医院

7.アレルギー検査
昨今のインプラントの材料は一般的にアレルギーが出にくいとされる「チタン」を使用していますが、アレルギー反応がでる方もいますので、問診でアレルギー症状が疑われる方は治療前に血液検査やパッチテスト、皮内テストなどをおこないアレルギー反応のテストを皮膚科にておこなうう事があります。
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