電動歯ブラシと手磨きの違い

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私たちの毎日の食後などにおこなう歯磨き

その歯磨きで使用する歯ブラシにも現在、多くの種類があります。

その中でも大きく分けて、歯ブラシには手磨き歯ブラシと電動歯ブラシがあります。手磨き歯ブラシの方が一般的で馴染みのある方は多いと思いますが、近年では多くの種類の電動歯ブラシが比較的手軽な金額で販売されており、私たちのみじかなものになってきています。そんな電動歯ブラシ、一体どういったものなのでしょうか。

電動歯ブラシの性能や機能、そして電動歯ブラシと手磨きのメリットとデメリットをご説明いたします。

電動歯ブラシの種類

電動歯ブラシはおおきく回転式と音波式の2種類に分けられ、それぞれに異なった特性を持っています。

回転式

普段手を動かして磨く歯ブラシを、電動でブラシのヘッドを高速の振動で回転させて磨く歯ブラシです。ご自身で歯ブラシを動かす必要なく歯垢(プラーク)を落とすことができます。

音波式

音波式は歯ブラシから発生させた音波による毎分約3万回の振動や、高速水流により歯垢を落とすことができます。また、回転式同様ご自身で歯ブラシを動かす必要はありません。音波式の中には、100〜200万ヘルツの超音波を発生させることができる超音波ブラシというものがあり、歯と歯茎の間の隙間である歯周ポケットに溜まった歯垢などの細菌の繋がりも破壊することができるといわれています。
超音波歯ブラシは、音波ブラシよりも歯垢や細菌を除去することができますが、振動がとても細かいために手磨き歯ブラシのように左右に動かして磨かなければなりません。

電動歯ブラシの機能

近年の電動歯ブラシは決められた時間で止まったり、振動で時間を知らせるといった、タイマー式のものや、舌のお手入れや歯茎のマッサージ機能なども兼ね備えたもの、磨き過ぎないように歯に押しあてる適正な強さを知らせる機能がついたものなど、様々な機能がついたものがあります。

電動歯ブラシのメリット

電動歯ブラシの大きなメリットの一つは、手磨き歯ブラシと違い短い時間でしっかり歯を磨くことができることです。忙しくてしっかりと歯を磨く時間がない人や、歯を磨くのが面倒だという方にはとてもおすすめです。また、電動歯ブラシには様々な機能を備えたものもあるため、使いこなすことができると歯磨きが苦手な人にもとても効果的であるといえます。さらに歯を磨きづらくなった高齢者の方や、上手に歯ブラシを動かすことがでいない方でも簡単に使用することができるのもメリットです。

電動歯ブラシのデメリット

手磨き歯ブラシと大きく違い、電動歯ブラシのデメリットでもあるのが金額です。電動歯ブラシ本体の金額も手磨き歯ブラシより高くなるのですが、歯ブラシのメンテナンスにおいても費用がかかってしまいます。通常手磨き歯ブラシは、月に1度は歯ブラシを交換することが必要なのですが、電動歯ブラシも同様に月に1度はブラシを交換した方が良いのです。しかし金額も様々ですので、費用の面からつい交換せずに使ってしまうことも多いようです。交換しない電動歯ブラシは、雑菌が繁殖してしまい、虫歯や口腔内のトラブルの原因になるため注意が必要です。必ず交換するようにしましょう。さらに、電動なので充電をする必要があり、手間がかかってしまうのもデメリットといえます。また、歯を磨く際に音が出るため、その音がうるさいと感じる方もいらっしゃいます。音の問題もデメリットの一つであるといえます。

手磨き歯ブラシのメリット

手磨き歯ブラシは、価格が安いというのが大きなメリットの一つです。歯ブラシのメンテナンスにおいても費用を抑えることができます。

また、良い手磨き歯ブラシを正しく使うことができていれば、電動歯ブラシと変わらないくらいに歯垢などを取り除くことが可能です。さらに、ご自身の歯並びに合わせた細かい歯磨きの対応できることもメリットです。

手磨き歯ブラシのデメリット

正しい歯磨きをおこなうためには、時間をかけて歯を丁寧に磨く必要があります。そのため、キレイにするためには時間がかかってしまうというデメリットがあります。また、歯磨きが苦手な方は、磨き残しなどが多くなってしまうため歯垢や細菌が溜まりやすく、歯を磨いても虫歯になってしまう場合もあります。

電動歯ブラシと手磨き歯ブラシ、どちらが良いの?

メリットとデメリットを踏まえた上で、電動歯ブラシと手磨き歯ブラシのどちらが良いのかというのは、個人差があるためご自身の生活環境などによっても変わってきます。

歯ブラシ以外にもデンタルフロスや歯間ブラシの使用や、大分県のかかりつけの歯科医院での定期的なメンテナンスによって、正しく歯のお手入れができていれば、歯ブラシの種類に関係なくキレイな歯を保つことができます。

 

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